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京都市内発美濃・飛騨・木曽のルート(下道)はこれまで
鯖街道(国道367)を北上し、北国街道に乗り換え北上、
越前大野から美濃街道を通って美濃白鳥、越前か移動を北
上し荘川から白川街道を東へ進んで高山へというのがパター
ンであった。
最近は、鯖街道から国道303を東進する道がかなり整備
され比較的高速移動が可能になったため、このルートを検
討・選択することが多くなった。木之本から坂内村へ通ず
るこの国道303は未だ狭隘な酷道部分も少なからずある
が、トンネルや橋の整備が進み見違えるほどである。厳し
い気候のためか、人の通らなくなった酷道はすぐさま廃道
状態になってしまっている(廃道とは言い過ぎかも知れな
いが、落石・倒木などが片付けられないまま、ますます通
行困難になっている)。本線が整備され、旧線が廃れるにつれ「酷道」の味わいがなくなってし
まうという淋しさもあるが、こんなにも隔絶された集落で
暮らしている人々・お年寄りや子どもたちのことを考える
と、様々な公的サービスを都市部と遜色無く享受し・廃村
の運命から脱するカギはまずは道路整備のようにも思える。
今回は(も)、この国道303を東進し、岐阜県久瀬村から
谷汲・本巣・高富と県道を通り、国道256を北上、洞戸・
板取・郡上八幡、郡上街道・せせらぎ街道から高山、平湯
キャンプ場というコースを辿った。朝は9時頃発で到着は
19時頃となった。(例によってタンデム)
谷汲あたりから郡上八幡あたりまで降っていた雨は高山で
は上がっていて、ガソリンスタンドで聞いてみても「一滴
も降っていない」とのことだった。
つづく
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