名立谷浜から国道8号に降りようと、走りながら考えていたが、つい逸してしまった。仕方がないので、上越で降りる。降りるとジャスコの看板が見える。ジャスコの見えるほうに向かう。
ジャスコが大型スーパーマーケットであることは大抵の日本人は知っているだろう。食料があり、トイレがあり、公衆電話がある。見知らぬ旅先でジャスコの大看板を見ると、居住地近隣に引き戻されたかのような「がっかり」感と「ひとまず安心」感とを同時に味わうことになる。あの大看板が、「マピタ」とか「コニー」だったらどうか。どちらも拙者の居住域には存在しないので、正直、マピタなら娯楽施設か工場、コニーなら服飾・家具・流通?の建物だと思って近づかなかったであろう。実際、福井県上中町 のPLANT2には長らく近づかなか った。PLANT2を裏側から見ると工場か何かのようである 。
インターネットのホームページも同じで、大看板が出ていても何について掲示しているサイトかわからなければあまり近づこうとは思わないものである。
ジャスコに行く。ツーリングマップルの関東版がないと、ここからどう進むべきか全く見えない。SA配布の地図は粗すぎた。ジャスコ内書店はすぐ見つかったが、ツーリングマップルがない。地図コーナーにもバイクコーナーにもない。バイク関連の書籍がそもそもほとんどないのだ。もう一度地図コーナーに戻るが、肝心の地元の地図すら置いていない。東京か新潟市の地図ばかりである。とにかく地図がないと困るのだ。
となりの大型書店に行くが、ここにも地図コーナーにツーリングマップルは置いていなかった。見難くなって使いにくくなったツーリングマップルだが、それでもないと困るのだ。代替できる適当な地図もない。やたらに大きいものしかないのだ。それにツーリングに使える情報量が少ない。バイクのコーナーに行ったらようやく歯抜けで揃えてあった。購入して駐車場で早速覗き込む。
もう、昼も過ぎているので、「魚沼スカイライン当間展望台」を今夜の宿営地と定めて、これを目指すことにした。
ICをぐるりと回って降りたことと太陽が出ていないことから方角を失い、しばし迷走。標識と地図がなかなか一致しない。地図を見て振り返れば、ジャスコがICの北にあるのに南だと勘違いしていた。一方通行で元の位置に連れてこられたり、イライラしてくる。ようやく国道8号に戻り、国道253に乗る。
この道を「ほくほく街道」というらしい。記念撮影。
参考:まつだい観光協会。浦川地区。鉄道のほくほく線のほうがメジャーで、車の「ほくほく街道」を宣伝するつもりはあまりないらしい。