越後・会津 2泊3日野宿旅
越後・会津 2泊3日野宿旅 10
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こうしたぼんやりした写真も、早朝現地起床の旅ならではある

本日2日目の行程のために地図を見たのは本日の朝である。全く不案内な地である。どこに行けば何があるのか皆目知識がない。

行き当たりばったりも中国〜中部・北陸くらいならなんとかすぐに知っている域内に戻ってこれるし、知っているテリトリーと未知のテリトリーとの行き来が安心して・ハズレなくできるのだが、ここは土地勘も何もない。何より昨夜宿営場所を探して走り回ったのが悔しい。今日は楽しい宿営地を得たいし、珍しいものも観たい。

とは言っても、あらかじめ調べてこなかったことについては何ら悔いはないのである。行き当たりばったりで悔しい思いを味わうのも「楽しみ」のうちである。

マップル関東の巻頭の写真を見る。「吹割の滝」というのがある( 参考1  参考2  参考3  参考4)。高速道路を使えば80kmくらいのところにある。すぐ近くに温泉もキャンプ場もある。これだ! 「吹割の滝」は知っている。観てみたい。しかし、高速道路を使うと近すぎるし、費用もかかる。下を走る国道17号も桁数が小さすぎて混みそうだ。東に迂回する道程を考えるが、メッシュ式地図の次のページ国道352は鬼の二輪通行止めである。更に次ページ東に迂回して南下するしかない。 つまり、田子倉湖に接して南下するしか道がないのである。

ちなみに、ツーリングマップルの見開き2ページを横(東西)に直線で測れば40kmであり、南北だと26kmである。(ということは、片頁ナナメだと、23kmである。)

さて、国道17号を北上するのがためらわれ、よりローカルな国道117号まで引き返す。すなわち、十日町である。道の駅クロス10十日町でみやげを買っておこう。路肩崩落通行止めがウソのような立派で大きな建物で、開店したてのためかヒマそうだ。しかし車だけはたくさんやってきては駐車している。物産ホールに入ってようやく「米どころ」に来ていたのだなぁと実感。(別に米や米製品が山積みというわけではない)。「ナ・ニ・ニ・シ・ヨ・ウ・カ・ナ」。フノリをつなぎにした蕎麦の乾麺の上等そうなもの「妻有そば」、「元祖柿の種」(長岡)、山ぶどう羊羹!を買って、自宅と職場に送る。総費用に占める送料の比率が馬鹿高いが仕方がない。

ふのり蕎麦は、シコシコツルツルしてはいるのだが、どうにも香りがしなかった。つまり、拙者にはおいしくなかったので、店の名前は伏せておきます。柿の種は容器の缶が楽しくて購入。蓋を取って空の缶の中に声を出すとエコーがかかって面白い。山ぶどう羊羹は、その鮮烈な香りと味にビックリ! ファンタかチェリオのグレープを羊羹で固めたような感じ。まずくはない。むしろうまいのだが、「羊羹」というより羊羹様の別の和菓子、あるいは別のジャンルと思ったほうが抵抗がないだろうと思われた。