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関門トンネルはタンデムOKだった。
よろこび勇んで、秋芳洞へ向かう月曜日。今日も夏休みだ。
秋芳洞の中までは予定になかったが、ぜひにと妻がいうので、入洞。
いつも歩かないので、洞内往復でヘトヘトになってしまった。
非常に快適な秋吉台を経て、私が行ってみたかった萩市へ。
小さい町なのに、ゴチャゴチャして車が多くてほこりっぽくて、つま
らなかった。
気を取りなおして津和野へ。
津和野のJRの駅の横にバイクを置いてレンタル自転車でくるりとまわる。
こじんまりとしているが、それが自転車には丁度よく、道端や川の鯉も楽し
くて、金木犀も咲き出していい匂いがする。
夕方になってしまった。
宿の選考がめんどくさいので国民宿舎「青野山荘」に泊まる。
昭和40年代に建てられて取り壊しを待っている小学校のような宿だった。
客もほとんどいないようで、客室のなんとなく荒れた畳の床はなんとなく
「ベコン」としている。取り柄はテレビがタダなことだが、映りがわるい。
誰もいない大浴場から出ると、昔の「〜津和野にきたぁのぉ〜」とかいう
歌が流れて、カセット録音の女性の声で、飯ができたから食堂に来いとい
う。行ってみると意外なことに10人くらい先客がいた。
「こんなとこにも泊まりに来るんだな〜」
なんとなくセンベイなふとんを敷いて、寝てしまう。今日は秋芳洞で疲れて
しまった。膝にくるとまぶたが重くなるものらしい。
つづく | | |