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書き忘れたが、熊本の国民宿舎通潤荘は休館状態であった。
さて、裏耶馬渓を行く。奇岩が林立し、根元から裾野に家々が点在している。
なかなかの奇観でおもしろかった。
「青の洞門」というのが観たくて、本耶馬渓に行く。
駐車場があって、観光地になっている。もっと淋しい細い道が断崖を通っている
のかと思っていた。
岩壁に大きなアナがあけられ、車道のトンネルになっている。あの、いくつかの
トンネルの一つが手掘りの「青の洞門」なのだろうと、駐車場にバイクを停めて
行ってみる。「青の洞門」はコッチという案内に従って、地下道の道を渡り、ズ
ンズン川沿いを進む。
ズンズン・ズンズン歩いて、
「青の洞門って遠いね。どこまで行ったらいいんだろね」
と言うと、妻は
「さっきの地下道が『青の洞門』よ。どこまで行くの?」
と言った。
そういえば、道の上をわたれば済むものを、わざわざ狭い地下道をつくってくぐ
らせるからには、そうとう交通量が多いのだろうと思ったが、あれが「洞門」だ
ったのか!
「早く、言ってくれなきゃ!」
あわてて戻って、地下道に再潜入。・・・つまらなかった。
つまらなかったのでダンゴを食して、国道212を南西に戻り、496号を北上。
すごいスピードのマス・ツアラーに追い越されながら、行橋市、苅田町、門司の
めかり山荘(国民宿舎)に到着は19:00頃になった。
このめかり山荘からは残念ながら橋は見えないのだが、門司や下関の夜景が美し
く、そして何より安くて広い風呂があり、われわれは満足した。
つづく
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