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九頭竜温泉を出て食事を済ませてみれば、時間は昼を過ぎていて、明日は日曜。寒くても今さら帰るのも、ちとめ
んどうなので、そのまま白鳥、ひるがの、高山方面へ白川街道を行く。
ここらへんの道は、とても気持ちが良く、景色も面白い。(紅葉にはち
と早い)。空は晴れていてうろこ雲。妻は「うろこ雲がきれい」などと
よろこんでいるが、うろこ雲が集まると雨雲になる(?)ことを知らな
いらしい。
高山市をエスケープするため県道で「下小鳥湖」脇を抜けて国道360
号に出る頃には、今にも一雨来そうになっていた。おまけに寒い。妻は
店で「貼るカイロ」の類を購入。店の人は京都から来たと聞いて驚いて
いる。
国道360から国道471(=472)を北上するつもりが、気が付く
と国道41を北上していた。複数の号数を一本の道で重複させるのはや
めてほしいと思う。道を間違えるのは大抵、同じ号数の県道で三つ又に
なっているところか、国道の「重複区間」での分岐だ。
われわれは富山を目指していた。富山なら、テントが張れそうなところ
は多いし、ダメでもビジネスホテルがあるはずだ。
国道41は、なかなか面白そうな道らしいのだが、曇っていて、日も
暮れかかって、何より寒くて景色どころではない。交通量も多くなっ
てきて、時折信号待ちなどもあって疲れてきた。
「スーパーカミオカンデ」のある神岡町で、コンビニ休憩しているラ
イダーグループに手を振っただけで、ひたすらひたすら富山を目指す。
つづく
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