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借りたテントを組み立てるのに難儀した。バイトの管理人氏は
貸出テントのパーツが足りているのか知識も興味もないし、そも
そも自炊が初めての1週間目の青年である。
とにかく組み立ててみると6人用の大きなやつで、重たいけれど
も満足した。野営場は森の中で涼しい(夜は寒い)。
温泉はバイクなら3分〜10分、歩けば15〜20分のところに
ある露天風呂で、これがダム湖に面しているところがよい。8時
〜18時は200円の入浴料だが、18時〜7時(つまり温泉管
理人のいない時間帯)はタダである。男湯は拙者にはやや温め。
女湯は熱いと妻が言っていた。硫黄の匂いがしてダム湖が展望で
きる爽快・快適な露天風呂である。
さて、こ
れまで、われわれにとってのキャンプの意義は、無賃宿泊という程度しか有しておらず、食事は弁当やパン、外食で済ませてきたので、恥ずかしながらキャンプで火を使うのは初めてである。コッヘル類とコン
ロはアブジンスキー氏の遺品を使わせてもらう。ただし、コンロは、「ゲルエネ」
といって、旅館の夕食などの小さい鍋物などに使われるような固
形燃料が固形ワックスの缶のようなものに入っているものの蓋を
あけて直接火を付けるという簡易なものである。拙者はここに半
固形の「着火剤」なるものをネリネリつぎ足して使ってみた。
時間はかかるものの、風のない日であったので一応水から沸騰。
本日の夕食は、買ってきたパック米に温めたレトルトカレー、温
めた明宝ソーセージ、温ビールということになった。カレーとソー
セージがあつあつになったので、満足(「ゲルエネ」で調理は困
難)。
翌朝の食事は、チキンラーメンとコーヒーで、これも火傷をする
くらい熱くなったので宜しいことにする(ガスコンロを購入する
決意も固まった)。
ガイドブックによればこの野営場は7/20−8/31なのだそう
で(拙者は目的を果たしたので、これが本当かどうか聞かなかった)
温泉も7/20〜であるとテレビで言っていた。
狙っておられる方は、通行止め時間(土曜日も)を確認の上、いら
してください。温泉は「営業時間」中は混雑していて、「入る気が
しない」と他のキャンパーは言っておられた。
周囲の大白川やその支流、白水滝はいずれもけっこうな迫力があり、
温泉と滝だけでも楽しいと思われる。
しまい
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