MENU
97年11月 岡山備中国分寺 1
NEXT

 山と渓谷社から『関西歩いてみたい道』という『Jガイドマガジン』 という雑誌の特集が出てた。よく解らないが、『関西遊ぼマガ ジン』改題『関西小さな旅』とも書いてある。関西の「街道」が いくつも紹介されている。私の好きな「篠山街道」や「鯖街道」な んかもある。その中に、「山陽道」(吉備路−矢掛)というのが あって、備中国分寺の五重塔の写真が載っていた。季節は初夏の ようだが、どうにも見てみたくなり、行ってきた。

 朝、暗いうちから出発し、中国自動車道(寒い!)を佐用で降りて、 一路岡山目指し南西に進む。
 吉備津神社にはなんとか一発到着。あと、道に迷い迷って、バイクで 巨大な逆4の字を地上に描いて、やっと備中国分寺の五重塔を見つけ た。
  畑・たんぼの向こうにすっくと聳える五重塔。周りには「店」らしき ものは何もなく、五重塔だけが周囲の何よりも高く視野に入る。伝統 的なこの塔は、近年の諸々の宗教的・非宗教的塔と比べると、月並み だが格段に「美しい」。
 でも、国分寺の伽藍が全体にあった頃は、とてつもなく権力的に、或 は不気味な超先進文化の前進基地と見えたのかも知れない。

つづく
 
例えば、備中国分寺参照