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初野宿 1998年8月15日
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 道は極端に狭まったり二車線になったりするが、二車線で、 「道の駅」に遭遇。「ここで野宿するか」と思 いきや、お盆のせいか、若い衆が車座になって火を焚き、先祖 の霊を呼び寄せている。すぐ横では宇宙に向かって花火で合図 している。あやしい降霊・交信のスポットと化していたので道 の駅はあきらめた。もう0時過ぎてるのに! 
 大きながいくつかあるが、河川敷におりられず、また、橋の 下は牛蛙がやかましそう。
 なかなか、野宿場所が見つからないまま、島根県は三瓶山付 近にいるらしい(というか目指した)。バイクのキーを外すとライトも消え、 真っ暗けである。
 ようやく三瓶山をとりまくらしい細い道の脇に空き地を見つ けた。ここなら離合のための避難場所でもなさそうだ。短い草 が生えている。
 もう午前1時になっている。こんな時間まで走っていたのか。 「いつでも寝られる」のでこんな時間まで走ったのね。「効用」 というか「功罪」というか。
 でも次の朝は、目覚めりゃ目的地なので、得した気分でした。
つづく
 
 
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